産地紹介の第4弾は ルワンダスカイヒル です。
ルワンダという国はどこ?
ルワンダ。それは中央アフリカにある国です。
コンゴ、ウガンダ、タンザニア、ブルンジに囲まれた国です。
そしてSó Aquiが仕入れているのは
ルワンダ西部のニヤマシュクという地区です。
こちらは農園指定のシングルオリジンではなくて、
ウォッシングステーションと呼ばれる精製工程にある
珈琲豆を洗う場所に集まった珈琲豆を使用します。
ルワンダは全部で9つあるウォッシングステーションのうちから
その年に最もおすすめの場所がその1年間選ばれる仕組みで
今年は「コプロカ」というウォッシングステーションの生豆です。
この2年ほどはコプロカのものを使用しています。
次回2025年もコプロカウォッシングステーションで決まっています。
そしてその名前「スカイヒル」は
千の丘の国とも呼ばれるくらい丘が多いルワンダ
その丘から見える景色から名付けられました。
珈琲豆の特徴
精製方法 ウォッシュド
収穫時期 3月ー6月
Só Aquiへの入荷時期 11月〜1月
2025年は1月ごろからの予定
品種 ブルボン
オールハンドピックの比率はというと(2024年12月現在)
整え珈琲 0.2% (1.7%)
幸せの珈琲® 5.0% (5.0%)
癒し珈琲® 28.7% (20.8%)
毎日の珈琲® 41.4% (43.2%)
ピーベリー 5.6% (5.2%)
廃棄 19.0% (24.3%)
Só Aquiで廃棄率が20%を下回るのはきれいな豆ですね。
そのためか癒し珈琲が多めの割合ですね。
焙煎した珈琲豆はこんな感じ
幸せの珈琲
キレイですね。ムラもなくてツヤツヤです。
味わいの特徴
ルワンダの特徴はというと
・スッキリさわやか
・とても飲みやすい
苦くて濃いというよりもスッと飲めるというイメージがよく合います。
そのイメージから夏場によく合う感じですね。
体の中に風が吹き抜ける感じがとても爽やかです。
そしてルワンダを採用した当初の理由が
「ゼリーによく合う」
でした。
コーヒーゼリーを作るために使い始めたんですね。
その味わいが変わってきたのがこのコプロカステーションが採用されるようになってから。
もちろんゼリーにもよく合うんだけど
特筆すべきなのが
そのツヤ です。
焙煎した後にツヤツヤの豆が出来上がるようになり、
それからホットの味わいとしても他の珈琲達よりも「おいしい!」と感じることが増えてきました。
かなり質の良い珈琲豆になっていると思います。
ホット、アイス、そしてゼリーでおいしい
そんな完璧そうなルワンダですが
唯一、そして最大の欠点を抱えています。
それが
ポテト臭
です。
ポテト臭とは?
珈琲豆の中には一部
生のジャガイモ
のような青臭い豆があります。
そのほとんどが焙煎すると消える匂いなのですが、
ルワンダやキリマンジャロなど中央アフリカの珈琲には
それが焙煎しても残るというか
さらに強烈になる豆が存在したりします。
その匂いをポテト臭と呼んでいます。
このポテト臭のやっかいなところは
1粒で焙煎した豆すべての匂いを完全に変えてしまうほどの
強烈さです。
そして焙煎直後から匂うこともあれば
1〜2日たってから発生することもあってとても厄介です。
このポテト臭はカメムシが原因とも言われてますが、
見た目ではわからなくて完全に防ぐことは難しいです。
先日ポテト臭がしたので1粒ずつチェックして見つけた原因の豆がこれ
確かにきれいではないですがこれを生豆で見つけるのは至難の技ですね。
ちなみにこのときはこの1粒だけでした。
これだけで100gの豆全てがポテト臭になってました。
すごいですよね。
ポテト臭の珈琲は飲んでも青臭いというか草の味というか
美味しくないです。
それでも選ぶその味わい
そんなポテト臭といういわば爆弾を抱えている珈琲
下手をしたらクレームどころかお客様が離れる要因にだってなりえます。
それでもルワンダを採用し続ける理由
それは
このツヤとその味わい
です。
焙煎後に「美しい」と思えるくらいのツヤツヤな豆
元気そうな色合い
そして
吹き抜ける風を感じる爽やかさ
どれもがぜひ知ってもらいたい味わいです。
Só Aquiが行うオールハンドピックだと
ポテト臭の生豆が「幸せの珈琲」や「癒し珈琲」に入ったことはなかったです。
なので生豆の時点である程度取り除くことができそうです。
そういう意味でもSó Aquiのオールハンドピックは
ポテト臭を防ぐのにも有効そうです。
そんな魅力たっぷりのルワンダスカイヒル
2024年クロップがまもなくやってきます。
今回もどんな味わいなのか。
楽しみです。
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