産地紹介の第6弾 キリマンジャロ です。
キリマンジャロってなに?どこにあるの?
キリマンジャロ。よく聞く名前かと思いますが、
これはタンザニアという国にある山の名前のことです。
タンザニアはここ
前回紹介したルワンダのすぐ隣、ケニアの南側に位置する国です。
そしてその中のキリマンジャロというのはここ。
ケニアとの国境付近ですね。
ここにある山です。
その山の特徴というのは
独立峰で世界一の高さを誇る ことです。
独立峰というのは山地に属さず単独の山として存在するという意味(正確な定義はない)で
世界最高峰のエベレストなんかは連峰といます。
日本では富士山が独立峰ですね。
そんなキリマンジャロの高さは5,895m!
十分高いです。
そんなキリマンジャロのあるタンザニアという国で作られた珈琲を
キリマンジャロと呼んでいます。
Só Aquiのキリマンジャロはどこで作られている?
Só Aquiで取り扱っているキリマンジャロは
タンザニアの「キゴマ」という地区で栽培されています。
キゴマはここ
タンザニアの西部、コンゴとの国境でもある
タンガニーカ湖の近くで栽培されています。
こちらは単一農園ではない「ストレート」となります。
キリマンジャロ山周辺ではありませんが、肥沃な土地で栽培されているのが特徴です。
珈琲豆の特徴
精製方法 ウォッシュド
収穫時期 5月ー8月
Só Aquiへの入荷時期 3月ごろ
2025年は4月入荷
品種 N39
聞いたこともない品種だと思いますが、
タンザニアの研究所で作られた品種でタンザニアではメジャーでもあります。
まだまだ日は浅く、ハンドピック量は少ないですが、
オールハンドピックの比率はというと(2024年12月現在)
整え珈琲 0.4% (2.3%)
幸せの珈琲® 4.6% (5.6%)
癒し珈琲® 25.1% (16.1%)
毎日の珈琲® 41.3% (42.5%)
ピーベリー 0.2% (4.8%)
香り豆 28.5% (28.6%)
飲料用ではない香り豆が28%と平均的な感じです。
その分、癒し珈琲が少な目です。
そしてピーベリーはなかなか取れないです。
なのでキリマンジャロのピーベリーを販売していたらかなりレアですね。
焙煎した珈琲豆はこんな感じ

幸せの珈琲
焙煎したときに「キレイ」と思うほどキレイな豆の集まりです。
味わいの特徴
キリマンジャロの特徴はというと
・コクとスッキリさが融合した味わい
・とても飲みやすい
キリマンジャロといえば
多くの人が「酸っぱい」というイメージを持たれているみたいです。
でもSó Aquiのキリマンジャロは以前から
酸っぱさとは無縁で
むしろコクがある味わいでした。
ただ、昨年の3月に味が低下したと判断して1年ほど販売を停止していました。
雑な感じというか、カビのようなというか独特なにおいがしていたんです。
以前にも1年間、仕入先の判断で販売停止されていたこともあったりと
品質管理に苦労されているみたいです。
ただ、今年に入荷したクロップは
そんな変な香りや味わいもなく、
以前のようなコクとスッキリさを兼ね備えた味わいで
かなりおいしいです。
3年ほど前に初めて採用したときの味わいを取り戻した感じもします。
苦手な人も多い。でもおすすめしたい珈琲です。
キリマンジャロと伝えると「それはいらない」と即答されることも多いくらい
酸っぱい珈琲の代名詞みたいな感じで広まっているみたいです。
でもSó Aquiのキリマンジャロはそんな酸っぱさはないです。
豆の品質や香りはもちろん
焙煎度も酸っぱくなる浅煎りにはせずに中煎りもしくは中深煎りにしています。
最初に感じるコクと甘み
そして
後からやってくる少しの爽やかさ
その融合した珈琲はぜひ試していただきたい味わいです。
ホット、アイス、水出し。どんな楽しみも楽しめる
そんな珈琲です。
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