水による味わいの違い

先日の珈琲抽出温度について述べたところ

お客様からメッセージをいただきました。

これをみた時にふと


同じ80℃でもたどる経緯で味わいも変わるんだろうか?

と思い、

本日試してみました。

水の飲み比べ。

試してみたのは3種類

1. 常温→100℃沸騰→80℃

2. 常温→80℃

3. 常温→白湯(100℃沸騰20分)→80℃

その他の条件はこちら

・水:ウォーターサーバー
・抽出方法:エアロプレス(粉14g、180mLを淹れて90秒後に抽出)
・珈琲豆:癒し珈琲®エクアドル

試してみた結果は

それぞれ淹れてみた感じは

見た目では当然ながらほとんど同じです。

では味わいはというと

これが

全く違いました!

驚くくらいです!

それぞれの味わいの特徴は

まずは

淹れたての温かいうちは

・100℃沸騰→80℃

飲んだん瞬間に色々な味わいが入ってくる感じ
少し情報過多で複雑にも感じる
飲んだ後にコクが感じられてくる

・常温→80℃

最もシャープエッジ
とても尖っているけどとてもクリア

・白湯→80℃

とてもまろやか
苦味もコクもまろやかさに包まれる感じ

次に時間が経って冷めてくると

・100℃沸騰→80℃

酸味はそれほどないけど
少し雑な感じがする

・常温→80℃

変わらずシャープ
最も酸味が感じられる

・白湯→80℃

柔らかい感じそのままで冷める
酸味はない

沸騰後80℃に下げるのと

常温から80℃にあげるのが

これほど違うとは思いませんでした。

想像をはるかに超えてます。

白湯はもともとの水がとてもまろやかなので


珈琲にしてもその特徴がしっかりと出ています。

この味わいの違いは

どれが良くてどれが悪いというわけではないです。


同じ水、同じ温度でも

そこにたどる経緯で

味わいががらっと変わります。

今回の3種類の特徴は一言であらわすと

・沸騰→80℃

  舌の中央で左右に広がって刺激する

・常温→80℃

  舌の先端から奥に向かってまっすぐに突っ込んでくる

・白湯→80℃

  舌全体を柔らかく包み込む

という感じでした。

このイメージでピンときたものをお試しください。

私は白湯と常温から80℃を場面に応じて使い分けています。

ぜひ、水の温度だけでなく

温め方含めてお楽しみください。

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